N‐ラテックス FLC カッパ型/ラムダ型

全自動血漿蛋白検査システム ベーリング ネフェロメータⅡおよびBNプロスペック専用試薬

ネフェロメトリー法を用いて、信頼性の高い結果を簡単な方法で提供します。本試薬は多発性骨髄腫の診断、モニタリングに有用です。

  • モノクローナル抗体を使用した高い特異性
  • 優れたロット間再現性(小さいロット間差)
  • プレ反応プロトコールによる抗原過剰チェック

柔軟性のあるキット構成-試薬、補助試薬、スタンダード、コントロールは別パッケージになっており、無駄を出しません。

特長

信頼性の高い結果は、患者様のフォロー(診断、治療、モニタリング)に有用です

フリーライトチェーン(FLC)の測定は、2009年より公式に推奨された多発性骨髄腫(MM)のスクリーニングパネルのひとつ *1, *2 です。さらにFLC 測定は、予測情報を提供し、治療効果のモニタリングに有用です。信頼性の高い測定結果の必須事項は、スクリーニングにおいては常に高感度であること、フォローアップにおいては変化を敏感に捉えることです。

良好なロット間再現性と抗原過剰をチェックすることによる安心感が、単クローン性ガンマグロブリン血症患者様のマネジメントを改善できると思いませんか?

N-ラテックス FLC カッパ型とラムダ型は、シーメンスの自動免疫ネフェロメータシステムを用いて信頼性の高い簡単な方法でFLCを検出します。

ロット間差が非常に小さい

  • 一貫性のある測定結果を提供
  • 試薬ロット変更時も信頼性あるデータで患者様のフォローを可能に
  • 骨髄腫の患者様などの正確なスクリーニングと治療モニタリングに有用
  • 潜在的な再発の早期認識や測定結果に基づく適切な治療など、全体的な患者様のアウトカムを改善させることにより、最適な管理を実施

抗原過剰チェックを改善

  • High-doseフック効果を検出することにより、測定結果に対してさらに自信
  • 再検査の必要性を減らし、コスト効果に貢献

使い易いパッケージ

  • フレキシブルなパッケージ構成
    各試薬が別々に包装されており、スタンダードやコントロールの無駄を省きます
  • シーメンスの測定装置と専用試薬の組み合わせにより、単クローン性ガンマグロブリン血症のスクリーニングとモニタリングの信頼性を高めます

仕様

IFE カッパ陽性

N-ラテックスFLC カッパ型

他社FLC カッパ

60

60(100%)

59(98.3%)

IFE ラムダ陽性

N-ラテックスFLC ラムダ型

他社FLC ラムダ

59

59(98.3%)

56(94.9%)

IFE,カッパand/or ラムダ陽性

N-ラテックスFLC 比

他社FLC 比

115

105(91.3%)

103(89.6%)

N-ラテックスFLCと他社比較(N=152, 異常低値と異常高値において)

一致率

コーエン係数

FLC カッパ
90.1%
0.76
FLC ラムダ
81.5%
0.65
FLC 比
92.2%
0.87
Lot to Lot Comparison Graph

それぞれ3ロットを2つの異なるスタンダードロットで比較(N=95)

性能

測定原理

ラテックス
免疫比ろう法

検体種

血清、血漿(ヘパリン、EDTA)

測定時間

12分

参照範囲

FLC カッパ:6.7 - 22.4 mg/L
FLC ラムダ:8.3 - 27.0 mg/L
FLC 比:0.31 - 1.56

総測定範囲

FLC カッパ:3.4 - 110 mg/L
FLC ラムダ:1.9 - 60 mg/L

初期測定範囲

3.5 – 110 mg/L for FLC kappa
1.9 – 60 mg/L for FLC lambda C

試薬開封後の安定性

4週間(2-8℃保存時)

検量線頻度

6週間

精密性

同時再現性:< 5%
ラボ間:< 6.5%

抗原過剰

FLC カッパ:23,000 mg/L まで確認されず
FLC ラムダ:57,000 mg/L まで確認されず