N-ラテックス シスタチンCキットBN システム(BN プロスペック、ベーリング ネフェロメータ Ⅱ)専用試薬

迅速、正確、簡単な測定法で糸球体濾過率(GFR)を推定できます。
ERM-DA471/IFCC準拠品

シスタチンC濃度はGFR(糸球体濾過率)にのみ依存します。筋肉量に影響されず、高い信頼性で腎機能を評価します。全自動血漿蛋白分析装置BNシステム(BNプロスペック、ベーリング ネフェロメータ Ⅱ)で測定できます。

特長

シスタチンC は、腎機能測定において非常に重要な指標である糸球体濾過量(GFR)の軽度低下を早期に示すことから、腎臓病の検出、および、関連する臨床イベント(心疾患、高血圧、糖尿病、死亡)のリスクアセスメントにおいて、クレアチニンより優れていると研究で評価されています。

迅速、正確、簡単な測定法で糸球体濾過率(GFR)を推定できます。

  • 操作が簡単 全自動分析です
  • 迅速 6分で結果報告できます
  • 高精度 変動係数CVは4.4%以下です
  • 高い信頼性 臨床的、技術的に実績があります。
  • 高い感度 0.05mg/Lまで測定可能です
  • 高い特異度 特異性の高い抗体が使用されています

クレアチニン、クレアチニンクリアランス

シスタチンC

クレアチニン濃度に影響を与える因子
・筋肉量 ・食事摂取 ・体表面積 ・尿細管からの分泌

血中濃度は糸球体濾過率(GFR)にのみ依存

GFRの50%以上減少で上昇

より早期の腎機能障害で上昇

クレアチニンクリアランスはクレアチニン測定の影響を受ける

腎前性の影響なし

24時間の蓄尿の正確性が求められる

血清試料で測定可能

結果を得るまでに24時間以上かかる

6分で結果報告


  • 急性あるいは慢性の腎疾患
  • 血液透析
  • 腎移植
  • 薬剤性腎障害
  • 合併症(糖尿病性腎症)
  • 体液漏出性疾患

仕様

GFR とクレアチニンおよびシスタチンCとの相関関係、AUC

 

検体数

93検体(2型糖尿病30検体含)

1/シスタチンC vs. GFR

r2 =0.873

1/クレアチニン vs. GFR

r2 =0.800

C&Gクレアチニンクリアランス vs. GFR

r2 =0.876

AUC

シスタチンC

0.931 (P=0.815)

クレアチニン

0.848 (P=0.006)

GFR

0.938 (P=0.815)

GFR とクレアチニンおよびシスタチンCとの相関関係、AUC

検体数

93検体(2型糖尿病30検体含)

1/シスタチンC vs. GFR

r2 =0.873

1/クレアチニン vs. GFR

r2 =0.800

C&Gクレアチニンクリアランス vs. GFR

r2 =0.876

AUC

シスタチンC

0.931 (P=0.815)

クレアチニン

0.848 (P=0.006)

GFR

0.938 (P=0.815)