尿中有形成分分析装置「Atellica UAS800」、全自動尿統合型分析システム「Atellica 1500」販売開始

東京|2018-03-26

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:森 秀顕)は、当社初となる尿沈渣検査用の尿中有形成分分析装置「Atellica UAS800(アテリカ ユーエーエス800)」を4月2日より販売開始します。

尿検査には主に尿試験紙を用いた尿定性検査と顕微鏡で観察する尿沈渣検査がありますが、顕微鏡検査は煩雑で熟練した技術が必要とされるため、大きな業務負担となることが課題でした。そこで、顕微鏡検査に回す件数を減らすことを目的として、大規模病院をはじめとする多くの病院や施設で尿沈渣の自動分析装置の必要性が高まってきています。

このたび発売する尿中有形成分分析装置Atellica UAS800は、検体を入れると自動で撹拌・遠心を行い、キュベット内の尿中有形成分をデュアルフォーカス機能を用いて撮影します。赤血球、白血球、扁平上皮細胞、非扁平上皮細胞、病的円柱、硝子円柱、細菌、結晶、酵母、粘液糸、精子の11の主要成分を、機器のライブラリー機能により自動で判定・カウントし、鮮明なデジタル画像と共に判定結果を報告します。尿沈渣分析を行いながら画面上で測定できるため、鏡検数の減少に貢献することが期待されます。また、消耗品はキュベットのみのため、試薬の補充や廃棄作業も簡易で、メンテナンスも毎日5分以内とワークロードが少なくて済むのが特長です。

Atellica 1500
Atelica UAS800(左)とクリニテック ノーバス(右)を組み合わせた 全自動尿統合型分析システム「Atellica 1500」

Atellica UAS800は、尿中有形成分分析装置として単体での検査運用も可能ですが、当社の尿定性検査用の尿化学分析装置「クリニテック ノーバス」と組み合わせて、全自動尿統合型分析システム「Atellica 1500」として運用することも可能です。Atellica 1500は定性検査と尿中有形成分の測定までを完全に統合できるうえ、1時間に106検体を扱う高速処理能力を有し、尿検査のワークフローの改善および検査コストの削減に貢献します。すでにクリニテック ノーバスを単体で導入している施設においても、アップグレードキットを導入することでAtellica 1500として利用いただけます。

届出番号
Atellica UAS800 尿中有形成分分析装置:13B1X10041000039
クリニテック ノーバス:13B1X10041000025

Atellicaは、お客様の声に基づいてSiemens Healthineers が独自に設計した新しい検査装置群のブランド名です。Atellica のポートフォリオは、検査室の運用の制御(Control)および運用の簡素化(Simplicity)を追求し、臨床と検査室、そして患者にも、より良い成果(Better Outcomes)をご提供します。

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シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社
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