Atellica IM免疫自動分析装置

―無駄のない検体の動きと高精度な試薬―

最大440テスト/時間の処理能力・検体ハンドリングシステム、さらにはオペレータータブレットが現状の複雑な検体検査業務を軽減し、いま求められる診療支援を可能にします。
Atellica IM 免疫自動分析装置(以下Atellica IM)は、高性能な検体処理能力だけでなく、充実した測定項目と高精度な測定結果によって新たな免疫検査をご提供します。

 

特長

atellica

大容量の検体処理を実現させたのは、刷新された内部構造。インキュベーションリングの2重構造により1Step法と2Step法が混在しても検体処理を遅滞させることはありません。さらに、洗浄ステーションを独立させ、インキュベーションリングの倍速で処理することにより、2重構造リングから同時にインキュベーションが終了しても遅滞することなく洗浄処理が可能です。これにより、1Step法と2Step法等の検査の組み合わせによる処理能力の低下を回避し、常に本来の検体処理能力を発揮します。
また、3層構造で各処理の効率化、そしてインキュベーション以外の時間を短縮することで最短10分、大半の項目で14分以内で測定結果を算出することを可能にしています。

tube image

Atellica IMならびに試薬保冷庫内の徹底された温度管理により、測定環境は厳しく管理されています。キャリブレーションはパック毎に実施することも可能で、いつでも安定したデータを報告します。
Atellica IM専用試薬は長年信頼され、現在も継続的に改良開発を続けている化学発光技術アクリジニウムエステルを採用しています。測定環境と高精度な試薬により、信頼性の高い検査結果を提供します。

Atellica

Atellica IMでは測定中でも試薬・消耗品の追加や廃棄が可能です。試薬装填も所定位置にセットするだけで、機器が自動で試薬のバーコードを読み込みます。
測定中でもこのように作業が行えることで検査業務の効率化を促進します。
この他、オートQC機能や検体の自動仕分けなどによりこれまでオペレーターが行っていた業務をAtellica Solutionが担います。
 

仕様

Atellica IMは処理能力の異なる2つのラインナップをご用意しています。
最大440テスト/時間の大量の検体処理能力を誇るIM1600、そして半分の220テスト/時間の処理能力をもつIM1300。Atellica IMはご施設のニーズに最適な免疫検査を提供します。

operator tablet

また、Atellica IMはAtellica SHサンプルハンドラー(以下、Atellica SH)とAtellica DL ダイレクトローダー(以下Atellica DL) のいずれかに接続して使用します。Atellica SH接続時では大容量のQC保冷庫や検体の自動仕分け、付属のオペレータータブレットにより検査室の業務効率化を最大限にサポートします。

Atellica DL-Atellica IM

一方、Atellica DLとAtellica IMの組合せでは設置面積が約2.14m2(幅1.87m×奥行1.14m)という省スペースでの設置が可能。限られた検査室のスペースでも最大440テスト/時間の高処理能力の免疫検査が実現できます。
Atellica Solutionは様々な検査室のニーズにお応えし、皆様に最適なソリューションを提供します。

測定項目

Atellica IMの測定項目はPDFをダウンロードしてご覧になれます。