熊本赤十字病院は、1944年(昭和19年)の開設以来、時代の要請に応える医療活動を積極的に展開してきました。その後も、熊本における急性期医療の中核病院として先駆的な医療を展開し、1975年からは24時間・365日すべての領域の救急疾患に対応しています。また同院は、1980年というきわめて早い時期に熊本県で最初の救命センターの指定を受け「断らない救急医療の実践」を実現しています。さらに2012年1月にはドクターヘリの基地病院に指定され、同年5月には設備、機能ともにレベルアップした総合救命救急センター・こども医療センターが新築されました。
このたび同院は、手術室に最新型フラットディテクタを搭載した外科用イメージング装置Cios Alphaを導入し、新しくなった環境で手術が行われています。Cios Alpha導入の経緯と実際に使用されたご感想について、心臓血管外科の渡邉俊明先生にお話をうかがいました。
ひずみがないので周辺でも描出能が高く、DSA撮影時は上から下まで血流の流れがとても鮮明に見えます。 X線管装置の温度上昇がほとんどないため、ストレスなく手術を行え、手技の中断というリスクが少なくなったので、安心して手術を行うことができています。

熊本赤十字病院
所在地:熊本県熊本市東区長嶺南2‐1‐1
病床数:490床
主な導入装置:Cios Alpha, ARCADIS Avantic, ARCADIS Orbic(2台), SIREMOBIL Compact, Artic Q BA Twin, MAGNETOM Skyra, ACUSON S1000, ACUSON X300
お話しをおうかがいした先生
心臓血管外科:渡邉 俊明 先生
この記事は2015年11月11日に取材したものです

