一番の導入の決め手は、装置の幾何学的な位置精度の良さだと思います
放射線腫瘍学講座
中村 教授: 一番の導入の決め手は、装置の幾何学的な位置精度の良さだと思います。以前より Siemens Healthineersの放射線治療計画用CTが、テーブルのたわみを含めた位置精度が優れていると聞いており、今回の導入にあたっても一番評価していた点になります。今まではリニアック側の高精度化が注目されることが多かったと思いますが、放射線治療計画のもととなるCT 画像の位置精度が担保されていないと高精度な治療も実現できませんので放射線治療計画用CTの役割はどんどん増していると思います。加えて信頼度の高い呼吸同期撮影法Direct i4D やRT Image Suite のAuto Contouring の精度も評価した点になります。

坂本 物理士: 従来までの放射線治療計画用CTですと導入の際の設置精度がどのように検証、および実施され、評価されているのかが私たちユーザーにはわかりませんでした。今回SOMATOM go.Open Proを導入した際には、設置精度の評価方法、および結果についてユーザー目線でもしっかりと理解できるようになっており、今後の放射線治療計画用CT のQA/QC において我々ユーザーが精度管理する上でも非常に参考になりました。

坂本 物理士: 呼吸性移動対策の必要なほとんどの症例でDirect i4D による呼吸同期撮影(以下、4DCT撮影)を実施しています。呼吸同期システムRGSC の波形もリアルタイムでCTコンソール上や、タブレット上でも確認できますし、スムーズに撮影できています。4D のデータのみではなくt-MIP(temporal-Maximum Intensity Projection)画像やAverage CT 画像をみることでデータの信頼性も増し、治療計画時に活用できています。
中村 教授: 4DCT の画質は非常に綺麗になりました。患者に安定した呼吸をしてもらうことがまず重要ですが、Direct i4D ではIrregularな呼吸波形に対してもデータ収集が最適化され、モーションアーチファクトや位相欠落のない、信頼度の高い4DCT 画像を得ることができています。他施設の4DCT 画像と比較しても非常に綺麗な印象があります。
浜松医科大学医学部附属病院
- 所在地: 静岡県浜松市東区半田山一丁目20番1号
- 病床数: 613床
- 主なご導入装置
SOMATOM Open Pro
SOMATOM go.Sim
syngo.via MM RT Image Suite
Cios Select FD
SOMATOM Definition Flash - お話をおうかがいした先生
放射線腫瘍学講座 中村 和正 教授
放射線部 坂本 昌隆 主任診療放射線技師 / 医学物理士