呼吸波形と各位相が連動しており、呼吸が安定しない、波形の振幅が小さい患者でも4DCT 撮影ができるようになり、より4DCT 撮影の汎用性が増したと感じています
放射線治療部 医学物理士 放射線治療専門放射線技師
上間 技師: 当時私は別の治療計画用 CTを担当していましたが、四肢領域におけるマーキングを含めたセットアップ作業や、呼吸同期撮影(以下4DCT 撮影)においても呼吸波形が安定していない患者では対応しきれない症例も経験しており、そのような症例にも対応できるソリューションを求めていました。現在 は SOMATOM Confidence RT Proとともに放射線治療計画支援システムsyngo.via RT Image Suite(以下、RT Image Suite)を導入したことで、Patient Marking 機能を使用してCT画像をもとに RT Image Suite 上で定義されたアイソセンター座標情報が CT 撮影直後に LAP 社製可動式レーザーに反映されるようになり、アイソセンターのマーキング作業も非常に楽になりました。最近では四肢領域に対するVMAT など緩和系の高精度放射線治療も増加していますが、セットアップもしやすく大変助かっています。また 以前 は 4DCT 撮 影 に お い て も Prospective Triggering による撮影では撮影開始のタイミングのトリガのみの呼吸同期となっていたため、実際の各位相については呼吸波形と連動しておらず波形が安定していない患者では苦労していました。その 点がSOMATOM Confidence RT Pro を導入したことで、Retrospective Gating によりしっかりと呼吸波形と各位相が連動しており、呼吸が安定しない、波形の振幅が小さい患者でも4DCT 撮影ができるようになり、より4DCT 撮影の汎用性が増したと感じています。
松林 技師: その際はsyngo.via MM RT Image Suite の Deformable Image Registrationの機能が非常に役立っています。以前は CBCT 画像に対して直接 Contouring作業を実施していましたが、どうしても治療計画 CT 画像と比較すると画質で劣る部分があり、治療計画装置の Auto Contouring 機能が上手く働かないなど苦労していました。RT Image Suiteが入ってからは、オリジ ナ ル の 治療計画 CT 画像 および Structure データを、治療装置で撮影したCBCT に対してDeformable registrationすることが可能なため、Structure データをCBCT 上に乗せ換えることができ、線量評価の際の手間もかなり減り簡略化できています。

松林 技師: Auto Contouringの精度は平均的にみても80点以上の高得点かなと思います。またAuto Contouringの対象臓器数も多く充実していると感じます。正確にContouringしてくれますのでルーチンのワークフローに組み込むことができています。
上間 技師: 食道や心臓、肺などの Auto Contouring の精度は100点かなと思います。
特に食道の Auto Contouring の精度は私以外の治療計画担当者に聞いても皆絶賛しています。従来のマニュアルでの Contouringと比較すると、それぞれの臓器で10分程度の時間短縮に繋がっています。

公益財団法人 がん研究会有明病院
- 所在地: 東京都江東区有明3-8-31
- 病床数: 686床
- 主なご導入装置
SOMATOM Confidence RT Pro
SOMATOM Definition AS (Sliding Gantry) MAGNETOM Skyra RT-Pro Edition
syngo.via MM RT Image Suite
Symbia Intevo
ARCADIS Varic Genaration2 - お話をおうかがいした先生
放射線治療部 松林 史泰 医学物理士
放射線治療部 上間 達也 医学物理士
