
医療法人白青会 いしぐろ在宅診療所岡崎 第2回
在宅クリニックで質の高い診療と
スタッフの働きやすさを確保するための
組織運営とは

2021年に機能強化型在宅療養支援診療所としていしぐろ在宅診療所岡崎を開業して以来、24時間体制を維持しながら質の高い在宅医療を地域に提供するため、スタッフの働きやすさや優秀な人材の確保を重視してきたという院長の石黒剛先生に、取り組みの実際についてお話を伺いました。
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クオリティ担保が困難なレセプト作成は外注
医療事務スタッフへの心理的負担を回避
また、医療事務スタッフの業務に関して言えば、レセプト作成を院内では行わず、代行業者に外注しています。在宅医療の診療報酬は、算定方法が複雑で特殊なため、院内で対応しようとすれば教育の労力もかかるうえ、クオリティの担保も容易ではありません。しかも、各項目の点数が比較的高いため、もし請求業務にミスがあればクリニックの収益にダイレクトに大きく響きますから、担当するスタッフには重い心理的負担がかかる業務になりかねません。それらを勘案すると外注にするほうが、医療事務スタッフの働きやすさにつながる面も含め、コストに見合ったメリットがあると考えています。
人材紹介会社と関係性を築きフル活用することで
優秀なスタッフを安定的に確保
こうした働きやすさの醸成もあってか、最近よく言われる看護師の採用難にはあまり直面していません。人材紹介会社と丁寧にコミュニケーションを取り、関係性を構築していることも非常に大きな要因の1つと考えており、当院では、紹介会社の方々に目指している医療や欲しい人材像について理解してもらうための労を惜しみません。資料を提供したり、職場見学にも足を運んでもらったりしながら、“採用を担当してくださる仲間”と認識していることを伝えています。紹介手数料をお支払いする分、それに見合った働きをしてもらえるよう当院からも積極的に情報提供などを行うことで、ミスマッチが起こりにくくなり、結果的に人員体制の安定、ひいては経営の安定につながっていると考えています。
販売名: エポック測定カード BGEM 届出番号 13E1X80031000052