AI診断支援サービス等を提供するAIメディカルサービス、エルピクセル、Splinkと提携を開始

医療プラットフォームを用いた医療DXの推進加速に向けて

東京|2021-11-12

シーメンスヘルスケア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社⻑:森 秀顕、以下 シーメンスヘルスケア)は、このたび、国内における医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を強化するため、株式会社AIメディカルサービス(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:多田智裕、以下 AIメディカルサービス)、エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鎌田富久、島原佑基、以下 エルピクセル)、株式会社Splink(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青山裕紀、以下 Splink)の3社とそれぞれ提携を開始しました。

今回の提携により、シーメンスヘルスケアの持つ医療プラットフォーム「teamplay digital health platform(チームプレイ・デジタル・ヘルス・プラットフォーム)」上で提供されるアプリケーション群に、1) 内視鏡検査の画像解析を行うAIメディカルサービスの解析ソフトウェア、2) 頭部MRA画像から脳動脈瘤の候補点を検出するエルピクセルの画像解析ソフトウェア「EIRL Brain Aneurysm(エイル・ブレイン・アニュリズム)」、3) 頭部MRI画像から海馬領域の体積を測定するSplinkの脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging」が加わります。

teamplay digital health platform は、医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)の発展を視野に入れ、シーメンスヘルスケアが開発した多機能デジタルヘルスプラットフォームです。オープンでセキュアなクラウド環境を基盤にした仕組みのもと、医療機関、医療従事者、患者、自治体、メーカーやそのパートナーを含むすべてのステークホルダーがつながり、連携し、有用なアプリケーションやより良いサービスの提供・活用を促進することを目的としています。たとえば、メーカーやそのパートナーには、開発したアプリやサービスをすぐに提供できる環境がもたらされ、一方の医療従事者には、必要に応じてそれをいち早く活用できるなどのメリットがあります。teamplay digital health platformは、現在国内で2,100以上の施設に導入されており、11の自社製アプリケーションに加え、これまでに提携した3つの他社製アプリを提供しています。そして、この度の提携により、診断をサポートする3つの新たなアプリケーションが加わることで、これまで以上に幅広い領域で診療に貢献し、業務効率化と医療サービスの向上に寄与するプラットフォームへと大きく成長を遂げました。

■teamplay digital health platformに加わる新たなアプリケーション

すでにteamplay digital health platformを導入している医療施設は、別途クラウドに繋がる通信インフラを追加する必要がなく、安全かつ簡便にこれらのアプリケーションの利用を開始することができます。

消化器軟性内視鏡は、国内メーカーだけで世界シェア98 %*1を占めている市場です。AIメディカルサービスは消化器領域を中心としたがんの根絶を目指し、ディープラーニングを用いた内視鏡 AI の開発に取り組んでおります。その第一弾製品として、2021年8月に胃がん鑑別AIを医療機器製造販売承認申請しており、承認されれば、AIを活用した胃領域の内視鏡診断支援システムとして世界初*2の事例となります。AIメディカルサービスは内視鏡AIという日本発祥の技術を、グローバルにも拡げていくことで、一人でも多くの患者の命を救うことを目指しています。今回の協業により、内視鏡AIを世界に拡げる第一歩となることが期待されています。

脳MRA画像より2mm以上の嚢(のう)状動脈瘤候補点を検出しマークを表示することで、医師の読影をサポートするAIソフトウェアです。医師単独で読影した場合と比べ、本製品を併用し読影することで約10%の感度向上が認められ、2019年10月に深層学習を活用した脳MRI分野のプログラム医療機器として国内初の薬事承認を取得、販売開始いたしました。2021年6月には偽陽性数を削減するなど検出精度を向上させた新モデルをリリース。本製品を含むEIRLシリーズは累計200以上の医療施設に導入されています。(2021年10月末時点)

  • 販売名:医用画像解析ソフトウェアEIRL aneurysm
  • 承認番号:30100BZX00142000

「Brain Life Imaging」は、頭部MRI画像をAIで解析し、脳の中でも記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすいレポートを届けることで気づきを促す、脳ドック用AIプログラムです。AIによる高精度な脳解析と脳の健康維持や将来の認知症予防のためのアドバイスを提供する、新しいオプション検査として満足度の高い脳ドックの受診体験に寄与します。Splinkは、ブレインヘルスケア領域における医療AIスタートアップです。「すべての人につながりを、その日まで」というビジョンのもと、認知症領域を中心とした医療機器プログラムの開発、提供を進めています。

このたびの提携について、シーメンスヘルスケア代表取締役社長の森 秀顕は以下のように述べています。

「AIメディカルサービス、エルピクセル、Splinkとともに、医療DX促進に向けた医療サービスの提供を強化できることを大変光栄に思います。今回の提携により、これまで以上に幅広い領域において、診療における質と業務効率の向上に貢献することが可能となると考えております。さらに、患者さんにとっても大きなメリットである、ペイシェント・エクスペリエンスの向上に寄与することができると確信しています。私たちは、医療のデジタル化を推進する上で、オープンでセキュアなソフトウェアプラットフォームが重要と考え、teamplay digital health platformを提供しています。そして、より多くのニーズに対応するため、パートナー企業と協力してコンテンツ拡充に取り組んでいます。今回、私たちと同様にイノベーションを追求する3社との提携を実現することが出来ました。それぞれの企業の強みを有機的に組み合わせることで、今後も医療サービスの発展に貢献していきたいと考えています」

シーメンスヘルスケア株式会社
コミュニケーション部 勝谷
080-1378-7085 Email