
血液ガス分析の魅力&威力とは
血液ガス分析とは、簡単に言いますと血液中の水素イオン濃度(pH)と血液中に溶解している酸素・二酸化炭素の圧力を測定する検査ですが、その魅力は「わずかな血液量、ワンステップの操作、短時間で結果が得られる」というシンプルさにあります。一方でそのシンプルな検査から得られる情報はヒトの生命維持にとって必要不可欠な情報であり、呼吸状態、酸塩基平衡、代謝異常を包括的に評価することができます。
血液ガス分析と生命の輪
ヒトは呼吸によって大気中の酸素を取り込みます。取り込まれた酸素は肺でのガス交換を経て血液中に入り、心臓のポンプ作用によって全身へと供給されていきます。特に脳(D;Dysfunction of CNS)への酸素供給が維持されることで気道(A;Airway)・呼吸(B;Breathing)・循環(C;Circulation)を介する「生命の輪」が形成されています。また、さらにここに体温(E;Environment)を加えた「ABCDEアプローチ」が救急患者もしくは急変患者に初期診断方法として広く認知されています。
血液ガス分析で使われる主な略語一覧
※ 下記の表は一部です。今後本編内で新たに出てくる項目についてはその都度ご説明させて頂きます。

