1965年の開設以来、西宮市・芦屋市を中心とする南阪神地域の地域医療を支え続けてきた社会医療法人 渡邊高記念会。
現在、西宮渡辺病院、西宮渡辺心臓脳・血管センターを中心に、高度な急性期医療のほか、回復期医療や在宅支援等を展開されています。
また都市型の高齢社会進展を受け、急性期医療だけでなく開業医や介護系施設との地域医介連携の充実化のため、
Siemens Healthineersとのパートナーシップ締結やインフラの整備など、理想の医療環境を実現するためにさまざまな取り組みをすすめています。
未来に向けて生活習慣病を今後の医療のターゲットとするのであれば、オーダーメイド医療がカギとなります。そのためには個々の患者さんの診療情報を集約し、地域全体で診療情報の共有化を果たさなければなりません。このコンセプトを実現するには、医療機器や情報システムのメーカーが、装置やシステムによってバラバラでは難しいと思うのです。
特に健診では、整形領域における骨粗しょう症、消化器がんや乳がん、慢性呼吸器不全や肺がんの早期発見等に努めています。これらを実現するためには、高性能な画像診断装置が不可欠です。(中略) 最近、患者数が増加傾向にある乳がんの早期発見は、当院における診療の重点項目の1つです。低被ばくであり、また痛みを軽減する機能を搭載しているこの装置は被検者に優しく、乳がん検診の受診率向上に大きく貢献してくれるのではないでしょうか。
出典:月刊 新医療 2019年9月号 Cover Story