ディメンション EXL 200 Refreshディスクリート方式臨床化学自動分析装置

理想の検査を実現するために
変わりゆく医療環境における現状、そして検査室内における課題とは?あなたの検査室にはどのような問題がありますか?

特長

Consolidate workstations with a single system that performs both chemistry and immunoassay testing.

追加コストを抑えながら、心筋マーカーや葉酸・ビタミンなど新しい活用法取り入れたい、多項目を測定したいというニーズにディメンション EXL 200 Refreshは応えます。

生化学・免疫装置を1台に集約し、先進の化学発光技術LOCI法を搭載。その全てをひとつのソフトウエアでコンパクトに、より効率的に。

  • 臨床ニーズに応える豊富な測定項目
    多岐にわたる項目に対応、生化学に加えてISD / TDM、甲状腺、BNP、トロポニン等、100項目以上を測定できます。
  • トータル37μL*で甲状腺3項目を同時測定
    LOCI法を搭載したディメンションEXL200 Refreshでは、甲状腺疾患の診断に必要な生化学項目と甲状腺ホルモンを同時に測定できるため、甲状腺疾患診断が少量検体、迅速測定により患者の軽減負担にも繋がります。TSH測定に使用する検体量は、12μLと極めて少量にもかかわらず、実効感度は、0.007μIU/mLです。


簡単な操作性、試薬調整不要なカートリッジ方式

3 steps

検体をセット、スタートボタンを押す、結果報告を受け取る。緊急割り込みも常時可能、オペレーターを限定しない簡便性、試薬補充は投入口に置くだけの簡単操作。1項目に1カートリッジの試薬調整不要なカートリッジ式により、誰でも簡単に安定したデータを得ることができます

assey

High Productivity

24時間迅速にISD(免疫抑制剤)をモニタリング
煩雑なマニュアル前処理など、さまざまな問題点を解決し、全血検体前処理の自動化により、いつでも短時間で安定した結果が得られます。

ISDのTDMは移植患者のQOLに貢献
移植患者のQOL向上には、最適なISD のTDMが必要です。周術期、維持期問わず、リアルタイムに近い血中濃度モニタリングは、投与量や薬剤の変更の必要性について大きなヒントを与えてくれます。
迅速かつ正確な測定値の報告は、臨床医の判断をサポートし、結果的に移植患者のQOL向上に貢献することになります。

24時間スタンバイ
24時間常時測定でき、日々の起動、終了操作が不要なため、昼夜を問わず継続的に搬送されてくる患者の検査結果をタイムリーに報告できます。

100V電源で稼働
装置設置場所が危険区域になっても、迅速に安全な場所へ退避して、測定業務を継続させることが可能です。

給排水設備が不要
装置内部に給水タンクと排水タンクを備えており、退避移動先でも特別な工事を必要としません。

簡単な操作
検体測定に加え、試薬の補充、検量線作成など全ての操作が簡単です。多くのオペレーターが使用できるため柔軟な災害時シフト体制が構築できます。

使用水量が少量
長時間継続して断水した場合でも、わずかな備蓄量で対応可能です。

移動が簡単
キャスター付により、被災エリアからも容易に安全な場所へ移動できます。

測定項目

ディメンション EXL 200 Refresh およびディメンション EXL LM の測定項目一覧をご希望の方は、下記フォームよりご請求ください。ダウンロードリンクのご案内をEメールでお送りいたします。

仕様

技術情報

測定原理
LOCI 法は、2種類ラテックス試薬(ストレプトアビジン結合センシビーズ、特異抗体結合ケミビーズ)とビオチン化抗体を利用します。検体中の目的物質と反応し、複合タイを形成すると2種類のビーズが接近した状態になります。680nmの光の照射により、センジビーズは一重項酸素を発生し、ケミビーズと反応し、612nmの光を発します。

LOCI 法

  • ホモジニアスな測定系
  • 発光試薬不要
  • 分離、洗浄ステップ不要
  • 反応時間の短縮
  • 優れた精密性と正確性
  • 微量検体量

QCC パワーパック

効率化をサポートするユーザーインターフェース

  • バーコードによるキャリブレーター情報の自動入力
  • キャリブレーションとQCアラートのグループ化によるキャリブレーション自動承認
  • USB メモリーへのデータ保管

クロット検出機能

検体吸引時のつまりを検知するクロット検出機能

  • エラーフラグ:検体のつまりをフラグでお知らせします
  • クロット検知圧力変換ボード:検体吸引時の圧力モニタリングにより、つまりを検知します