ASEANの5か国(シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム)は、この地域における医療データの相互運用性と医療データスタンダードの確立を目指しています。最終的な目標は、医療データの共有を通じて医療へのアクセスを向上し、精密医療を促進することです。このホワイトペーパーでは、この取り組みの経過を紹介しています。

サマリーとポイント
オーストリアのELGA(Electronic Health Record Austria)のケースを参考にしてスタンダード確立を目指す中で、以下の3つのステップが必要という結論になった
- 同水準でやりとりできるフィールドを作るために、各国のデジタル成熟度を評価しロードマップを作製する
- 相互運用性の確立に向けて医療産業界も動かすために、法的な枠組みを作る
- 実験や評価に使用できるデータの仮想空間(データサンドボックス)を作成する