一度で終わらない、現場に根付く学びを 帝京大学医学部附属病院 事例 

帝京大学医学部附属病院

|2026-03-23

帝京大学医学部附属病院は、救急・外傷医療を中心に三次救急を担う高度急性期病院として、救命救急センターやハイブリッドERを備え、迅速な検査・治療体制を構築しています。放射線部門においても、CTやMRIを含む画像診断が救急医療の初動を支える重要な役割を担っています。その一方で、当直やローテーション勤務の影響から、「学びたいと思っていても、まとまった時間を確保するのが難しい」という課題もあります。本記事では、そうした現場環境の中でモジュールクラスルームトレーニングを受講した背景や評価、受講後の変化について、現場の声をもとにご紹介します。 

倉島 技師 

これまでにも、1日や2日間で行われるクラスルームトレーニングがあることは知っていましたが、土日の当直が入ることも多く、丸一日まとまった時間を確保するのが難しいと感じていました。内容には興味があっても、時間の都合で諦めてしまうことが多かったというのが現実的なところです。そんな中で、週1回・業務後・Web開催というモジュール形式のトレーニングがあると紹介され、「これなら自分でも業務と両立しながら参加できそうだな」と感じたことが、受講のきっかけになりました。

実際に受講してみて特に良かったと感じたのは、アーカイブ配信と質問の仕組みがあったことです。業務が急に長引いてしまい、リアルタイムで参加できなかった回もありましたが、その都度アーカイブで視聴することができました。従来の勉強会だと、間に合わなかったら終わり、ということが多かったので、参加できなくてもフォロー体制が整っている点は大きな安心材料でした。また、リアルタイムでは理解が追いつかなかった内容も、後から見直して自分なりに噛み砕いて理解したうえで、次の回に質問できた点も印象に残っています。さらに、講義で聞いた内容を臨床の現場で実際に試し、そこで生まれた疑問を次の回で確認する、という「行ったり来たりできる学び」がしやすかったことも、このトレーニングならではの良さでした。ただ聞いて終わりではなく、実際に触って、復習して、また確認できる。その往復がすごくやりやすかったです。 

ジュールクラスルームトレーニング_帝京大学医学部附属病院

時間がなかなかまとまって取れない方や、自分で勉強はしていても、復習や質問の機会がなく、なんとなく聞いて終わってしまう勉強会が多いと感じている方には、すごく合っていると思います。このクラスルームトレーニングでは、一気に聞くと理解が追いつかない内容も、自分の施設ではどうかな、と振り返りながら時間をかけて学ぶことができます。その中で、「次はこれを聞いてみよう」と考えながら学べますし、他の方の質問を聞いて「そういう視点もあったのか」と気づくこともありました。その気づきが、もう一度復習するきっかけにもなって、より深く学ぶことにつながったと感じています。時間の確保や学び方に悩んでいる方は、こういった形式も一つの選択肢として考えてみてもよいのではないかと思います。 
(2026年2月5日取材 )

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