移動ゼロで、臨床に活きる学び 市立函館病院様 事例 

市立函館病院

|2026-03-23

市立函館病院は、北海道・道南エリアの中核病院として急性期医療を担い、ドクターヘリの運用を含む救急医療体制のもと、地域医療を支えています。約30の診療科と648床を有する総合病院として、幅広い診療ニーズに応えてきました。放射線部門には36名の診療放射線技師が在籍し、各モダリティに専門資格を持つ技師が配置されています。多様な診療科から寄せられる依頼に日常的に対応しながら、CTやMRIを中心とした検査を担っている点も、同院の診療を支える特徴の一つです。 

このような地方に位置する医療機関にとっては、都市部での集合型研修は移動にかかる負担が大きいことが課題となっています。本記事では、そうした環境下でモジュール式クラスルームトレーニングを受講した背景や評価、受講後の変化について、現場の声をもとにご紹介します。 

畠山 技師 

日常業務の中で、まとまった時間を確保して研修に参加することが難しい、という点が大きな背景にありました。特に地方では、都市部で開催される研修に参加するために前日から移動しなければならないことも多く、時間的な負担がどうしても大きくなります。また、現場の忙しさは日によって異なるため、朝から夕方まで一日を通して拘束される形式の研修には参加しづらいと感じていました。そうした中で、業務と両立しながら学べる方法として、モジュール式クラスルームトレーニングに関心を持つようになりました。 

受講を通じて価値を感じたのは、講義内容がテーマごとに整理され、検査全体を一つの流れとして理解できた点です。特に心臓領域では、個々の設定や操作を断片的に学ぶのではなく、「一つの検査としてどう組み立てるか」という視点で説明されており、全体像を捉えやすいと感じました。また、講義を聞いて終わりではなく、現場に持ち帰って試しながら振り返れる点も大きなメリットでした。アーカイブを活用して内容を見直し、疑問点を整理することで、自施設での運用を具体的にイメージしながら学習を進めることができます。実際に受講後は、学んだ内容を日常の検査の中で試し、必要に応じて再度アーカイブを確認するという流れが定着しました。忙しさに波のある環境でも無理なく学びを継続でき、日常業務に結び付けやすい点が、実際の現場で活きることにつながっていると感じています。

モジュールクラスルームトレーニング_市立函館病院

遠方にいてなかなか研修に参加しづらい方や、業務の都合でまとまった時間を確保するのが難しい方には、受講しやすい形だと思います。モジュール式の一番の良さは、やはりアーカイブで振り返れる点で、期間は限られますが、その間であれば必要なタイミングで再学習できます。実際に一度聞いた内容を、後から見直して整理できるので、忙しい中でも学びを続けやすいと感じました。無理のない形で学習を進めたい方には、活用しやすいトレーニングだと思います。 

(2026年2月10日取材)

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