高度・専門領域における+αの学び 福島県立医科大学附属病院様 事例 

福島県立医科大学附属病院

|2026-04-09

福島県立医科大学附属病院は、大学病院として高度医療・専門医療を担い、核医学領域においても診療と研究の両面から多様な症例に対応しています。PET/CTやSPECT/CTをはじめとした検査は、診断や治療方針の判断に直結する重要な役割を果たしており、日常業務の中でも高い専門性と確かな判断が求められる環境にあります。そうした環境を支えるため、装置導入時の立ち上げトレーニングを経て検査は安定して行われてきましたが、症例や条件に応じた設定の考え方や判断の根拠を、あらためて整理・確認したいという思いも現場にはありました。 
本記事では、クラスルームトレーニングを通じて得られた気づきと、判断の質にどのような変化が生まれたのかについて紹介します。 

矢部 技師

新しいSPECT/CT装置の導入をきっかけに、日常の検査は大きな支障なく行えるようになっていました。一方で、検査ごとに撮影条件が微妙に異なることや、画像作成においても状況に応じた調整が必要になるなど、装置操作の中でも判断が求められる場面が多くありました。そうした中で、核医学では放射性物質の管理など法規と密接に関わる要素もあり、単に操作を覚えるだけでなく、判断の根拠も含めて知識を整理しながら身につけていく必要があると考えるようになりました。立ち上げ時のトレーニング期間だけですべてを網羅することは難しく、少し足りなかった部分や理解しきれていなかった点を、あらためて整理・確認したいと考え、クラスルームトレーニングへの参加を検討しました。 

実際に受講してみて、立ち上げ時のトレーニングやこれまでのフォローアップでは十分に整理しきれていなかった点を、改めて確認できたことが大きかったです。日常の検査自体は大きな支障なく行えるようになっていたものの、「こういう機能もあったんだ」と新しく気づく点がいくつかあり、通常のトレーニング期間だけでは拾いきれなかった部分を整理する機会になりました。また、検査ごとに撮影条件が微妙に異なり、「この検査ではこのくらいでいいのかな」と判断が必要になる場面も多く、そうした細かい部分について改めて考えるきっかけになりました。すでに知っている内容についても、シミュレータを操作しながら「やっぱりこうした方がいいよね」と再確認でき、少し足りなかった部分や理解しきれていなかった点を、改めて整理できたと感じています。さらに、今回の学びを自分の中だけで完結させるのではなく、部門内のスタッフにどのように共有していくか、教育という観点でどう活かしていくかという意識も強くなりました。検査プラン自体は院内である程度パターン化され、ほぼ完成した形で運用されていますが、「この検査では、ここをもう少し変えた方が良かったかもしれない」と気づいた点もあり、今後は現場でそうした点をフィードバックしながら見直していきたいです。 

クラスルームトレーニング 福島県立医科大学 矢部技師

参加できるのであれば、ぜひ積極的に参加してほしいなと思います。勉強しに行く、というよりは、あまり構えすぎずに、ポジティブな気持ちで、気軽に受講するのがいいのかなと思います。講師の方にもすごく気軽に質問できる環境でしたし、まさにその双方向のやりとりが一番良かった点だと感じています。ただ聞いて終わってしまうのは、もったいないなと感じました。そういうやり取りができることも現地参加の醍醐味だと思います。 

(2026年3月13日取材) 

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