富山県健康増進センターは、立山連峰を東に臨む富山平野に位置し、県内全市町村の集団検診に携わる検診施設です。1973年に、前身の団体が超音波装置を搭載した検診車による集団乳がん検診を開始。1976年には、本格的な乳房専用の超音波装置を搭載した世界初*の乳房検診車を導入するなど、巡回集団検診に力を入れてきました。富山県では2001年より、全国に先駆けて全市町村でのマンモグラフィによる乳がん集団検診を導入しましたが、その主力を担ってきた施設でもあります。
2017年度にMAMMOMAT Fusion搭載の乳がん巡回検診車を導入し、2019年度には2台目を導入された使用経験について、診療部 濱名 俊泰 先生、健診部 魚﨑 洋明 技師、原 慶子 技師にお話をうかがいました。
*参考文献:一般社団法人日本画像医療システム工業会 「医用画像電子博物館」ホームページより
“MAMMOMAT Fusionを選定した理由は、当然ですが画質のよさ、そして読影時にビューワに画像を表示する速さですね。画像容量の大きさも選定理由のひとつです。”

“MAMMOMAT FusionはCR比で約1/3、施設内のデジタルマンモグラフィ装置と比べても約2/3と画像容量が小さいので、容量に限りのあるPACSの負荷低減につながり、メリットが大きいと感じています。”

“1台の検診車に2台の装置を搭載してフル稼働させてきましたが、常に安定しています。2台目の検診車を導入する際も、MAMMOMAT Fusion以外の選択肢は考えられませんでした。”

【インタビュー内容】
- MAMMOMAT Fusionを選ばれた経緯と理由
- 巡回検診での運用について
- MAMMOMAT Fusionの画質について
- 地域の方々にMAMMOMAT Fusion搭載検診車をどのようにアピールされているか など
【お話をおうかがいした先生】
診療部
濱名 俊泰 診療部長
健診部
魚﨑 洋明 課長
原 慶子 係長
<Future of Healthcare Vol.4より抜粋/ 2020年6月2日取材>