2023年12月上旬、女性医療に関するパートナーシップ契約を結んでいる社会医療法人博愛会相良病院において
第2回目となる、Siemens Healthineers 社員向けの研修が実施されました。パートナーシップの一環として2019年に始まった試みでしたが、新型コロナウィルスの感染拡大により長らく再開が叶わず、4年ぶりの実施となりました。
この研修は、日頃各ご施設を訪問し、医療従事者の方々とお話しさせていただく機会の多い社員だけでなく、さまざまな部門で働く社員が、実際のがん診療の流れ(検診・診断・治療・ケア)、および最前線の医療現場で私たちのソリューションがどのように貢献しているかを学び、理解を深めることを目的としています。
2日間にわたる研修では、乳がんをはじめとした疾患の画像・病理診断、放射線・化学・手術療法について、学術的な講義に加え、Siemens Healthineersの画像診断装置、検体検査装置、およびVarianの放射線治療装置が、どのように使用されているかを実際に見学しました。また、リハビリテーションやがん相談支援に加え、がんと共生しながらどのように生きていくか、というサバイバーシップケアとしての就労支援やアピアランスケア、緩和ケアなど、生活面から心理的ケアまで患者さんを包括的に支える取り組みについて学びました。さらに、各診療科の代表者や専門家が集まり、それぞれの患者さんの診療方針に関するディスカッションや決定を行うカンファレンス形式のアプローチを知ることで、1人1人の患者さんのQOL向上のためのチーム医療の実践を感じることができました。
「一番の学びは、相良病院の皆さまの『患者さんへの思い』に触れることができたことだと思います。もちろん、私たちの製品がどのように使われ、更なるニーズを汲んでより良いものにしていくための現場理解は重要です。その前提となるヘルスケアに携わる企業の社員として持っておくべきマインドセットを醸成するために、製品のその先にある『患者さん』、そして日々患者さんに向き合われる医療従事者の方々と『思い』を共有することで、私たちの会社の存在意義を理解し、自身の役割を再認識し、やりがいを高めていくことができるのだと、改めて感じました。病院の経営理念からがんの治療法、ケア、現場見学から臨床試験、相談室、地域連携の話と、本当に病院の隅から隅まで、一端ではありますが、勉強できる機会をいただいたことに感謝いたします。」
今回の研修は、患者さんと、地域と、医療機関と「共に在り、共に歩む」という博愛会の理念を参加者全員が身をもって実感する機会となりました。通常の業務でお忙しい中、事前の準備から当日までご対応いただきました相良病院の皆様に感謝を申し上げると同時に、研修での学びや気付きを通して、社員の一人一人が、患者さんや医療従事者の方々にとって信頼されるパートナーでありたい、という想いを強め、企業全体として、医療への貢献をさらに高めていきたいと感じました。(堀本)
2019年実施社員研修
2019年11月18-19日の2日間にわたり、女性医療に関するパートナーシップ契約を結んでいる社会医療法人博愛会相良病院においてSiemens Healthineers 社員向けの研修が実施されました。この研修は、実際のがん診療の流れ(検診・診断・治療・ケア)、および最前線の医療現場で私たちのソリューションがどのように貢献しているかを学び、理解を深めることで、私たちの信念(Principles of Healthineers)の1つであるPassion for healthcareを養うことを目的としています。