
青森市民病院は、「安全で良質な医療の提供と、みなさまに信頼される病院を目指します」という理念の下、幅広く地域医療の充実・発展に取り組んでいます。検査結果報告の迅速化を狙い、2022年4月に免疫自動分析装置Atellica Solutionを導入されました。臨床検査部 技師長 齋藤 浩治 先生、副技師長 野坂 亨治 先生、三上 悠輔先生から青森市民病院における臨床検査部の役割に加え、導入後半年を迎えた現在のAtellica Solution(以下Atellica)の評価についてお話を伺いました。
Atellicaはマグラインにより2台の分析装置が繋がれており、その時に測定可能な分析装置に自動的に検体が振り分けら れるので、検体を搭載するときに迷うことがなくなりました。加えて、1つのモニターで2台の分析装置の状態が確認できるのも管理が容易になったと感じています。
オートQCが非常に便利ですね。朝に出勤した段階でコントロールが測定されているので、業務が効率化されていると感じます。コントロールをAtellicaに入れたままにしておけるというのがいいですね。
図1:依頼元の割合およびCentaurとAtellicaの測定時間の比較(青森市民病院Atellica 採用項目)
図1-B:AtellicaとCentaur の各項目の測定時間を示した。それぞれのグループは次の検査項目を含むa: BNP, AFP, PSA, hCG, b: TSH, FT3, FT4, NT-proBNP, CEA, インスリン, シクロスポリン, c: プロカルシトニン,d: CA19-9, CA125, e: CA15-3
図2:青森市民病院にて活用されているAtellica Solutionの機能
野坂 副技師長:やはり測定時間が短くなったことは大きいですね。当院ではAtellicaで測定している項目は、循環器、甲状腺、腫瘍マーカー、性腺ホルモンと多岐にわたります。採用している項目のすべてが30分以内の測定時間になり、早いものでは10分で測定が完了します。なお、テスト数は月間4,700テストほどになりますが、95%が迅速性が求められる外来からのオーダーになります。Atellica 採用前は検査結果の報告時間に関する問い合わせが毎日のようにあったのですが、Atellica に更新してからは月に1件あるかないかといった頻度になりました。
齋藤 技師長:TSHのハーモナイゼーションのときが印象的でした。Centaur とAtellica の試薬はハーモナイゼーションの際も係数をかけたりすることなく、対応ができたので院内での周知もスムーズに行うことができました。また、Atellica に切り替えてからNT-proBNP を院内導入しました。発端はエンレストを投薬した患者さんの検査に使いたいという診療科からの要望でしたが、NT-proBNPも院内検査で測定できることが周知されると順調に検査依頼も増加してきました。

- 所在地:青森県青森市勝田1頭目14-20
- 病床数:459床
- お話をおうかがいした先生:臨床検査部の齋藤浩治 技師長、野坂亨治 副技師長、三上悠輔 技師
- 主なご導入装置:Atellica Solution, SOMATOM Definition Flash, SOMATOM Definition Edge, MAGNETOM Skyra, Cios Alpha, Cios Fusion, Artis zee, ARTIS icono, syngo.via, teamplay




