Atellica CI多様化するニーズに、柔軟に応える
検査室には、日々変化する業務環境や多様なニーズへの柔軟な対応が求められています。限られた人員でより多くの検体を処理しなければならず、設置スペースや人員配置の制約も大きな課題となっています。Atellica CI の目指す姿はシンプルです。ルーティン業務の自動化を通じて、手作業に追われがちなスタッフを解放し、より重要な判断や対応といった "人にしかできない業務" に集中できる環境を実現します。
人間中心の設計思想で、検査室の効率化と働きやすさの両立をサポートします。


特長
Atellica CI は、生化学検査と免疫検査をひとつのプラットフォームに集約し、5つ* の構成オプションを提供しています。これにより、あらゆる検査室のニーズに最適な(目的別)ソリューションを実現します。
* Atellica CI1900 / Atellica CI Max /Atellica CI Max(Decapper付き)/ Atellica CI Max(Sealer付き)/ Atellica CI Max (Decapper&Sealer付き)
日々の業務に追われる中で、本来注力すべき判断や改善に時間を割くことは容易ではありません。 Atellica CI は、あらゆる検査室の環境や業務に対応できる柔軟な構成と自動化機能を備え、理想とする診断エコシステムの実現をサポートします。
- 手作業から解放され、患者に向き合う時間を創出
オンボードでのQC保管、測定完了後の検体仕分け・アーカイブ・採血管の開栓や閉栓など、多くの工程を自動化。Atellica SH の自動検体マネジメント機能により、スタッフは煩雑な手作業から解放され、より重要な業務に集中できます。 - 柔軟なワークフローが、現場の人手不足にも対応
人材不足やスタッフの経験差、教育の負担といった現場の課題にも対応するワークフロー設計。構成にかかわらず、最大1,120テスト/ 時の処理能力で、増加する検査ニーズにも余裕をもって対応します。
- 検査室全体の一貫性と高品質な検査を両立
検査結果、ワークフロー、試薬、消耗品の標準化により、Atellica Solution との一貫性を実現。200項目を超える高品質なアッセイに対応し、あらゆる検査ニーズに応えながら検査室の効率化と品質向上にも貢献します。
1847年以来、精密工学をけん引してきたSiemens Healthineers は、Atellica ポートフォリオにおける最新の機能強化にもその卓越したテクノロジーが受け継がれています。チップ、センサー、コードの一つひとつに至るまで、最小限の作業で完了できるよう設計されています。
- Atellica i-Auto は、手作業によるワークフロー工程を最大75%削減
- マイクロボリュームテクノロジーにより、1回の検体吸引で臨床化学の検査効率を最大化します
- 日常メンテナンスは自動化されており、オペレーターの作業は1日わずか5分未満。スケジューリング機能により、検査室の都合に合わせて、オペレーターが介在することなく自動で実行されます
Atellica CI は、現場の業務をサポートする機能と高精度な分析技術により、スタッフが本来注力すべき業務に集中できる環境を提供。検査結果の分類や判断にかかる時間を削減し、スタッフが本来注力すべき "患者ケアの質向上" に集中できる環境を提供します。
- Atellica 製品ポートフォリオは、すべてに共通の技術・ワークフロー・試薬・消耗品・ユーザーインターフェースを採用しています。機種ごとに操作を覚え直す必要がなく、複数機種を使用する検査室でも一貫した運用が可能です。
- ガイド付きワークフローとナビゲーションタイルが、不要な作業や操作ミスを防止。完了したメンテナンス作業も自動的に記録されるため、オペレーターは安心して通常業務に戻ることができます。
Atellica CI は、未来志向の技術革新により、安全性・持続可能性・検査の質を再定義。進化する臨床ニーズに応え、最先端の医療を支える環境を提供します。
- 効率と精度を両立し、患者ケアの質を向上
分析装置の開発と並行して検査項目も自社で開発することで、ワークフロー効率と高精度な検査性能を両立。10分以内に結果が得られる重要検査にも対応し、迅速な意思決定とケアにつなげます。 - 拡張性の高い検査項目で、検査室のすべてに対応
Atellicaポートフォリオは、200項目以上の検査と20の疾患領域をカバー。大規模施設から地域医療を支える病院やクリニックの検査室まで、臨床的に同等の結果を提供し、患者ケアの標準化をサポートします。 - 安全性と環境配慮を両立し、安定した検査室運営をサポート
バイオハザード曝露リスクを最小限に抑える設計に加え、水使用量も抑制。検査室の安全性と持続可能性を両立させ、検査室は変化するニーズにもスムーズかつ柔軟に対応できます。
Atellica Solution の基本概念を継承
コンパクトサイズの生化学免疫自動分析装置Atellica CI1900 の詳細をご覧いただけます

技術情報
中小規模施設のメイン機やAtellica Solution のバックアップ機など、さまざまな場面での活用が期待できます
製品仕様
概要
生化学(CH)と免疫(IM)統合型分析装置
CHとIMテクノロジーは独立していながらもひとつのプラットフォームに集約。省スペース設計で、最大限の処理能力を発揮します。処理能力
最大1,120テスト/時間:比色600テスト/時間、電解質400テスト/時間、免疫120テスト/時間
試薬コンパートメント
CH:1つの試薬保冷庫(70ポジション)
IM:自動混合保冷庫(基本試薬 20ポジション、補助試薬 20ポジション)試薬搭載数
比色:項目により異なる
電解質:Na、K、Cl-
免疫:最大20項目(* 項目により異なる)ウォークアウェイ
Atellica CI1900:最長2時間
Atellica CI Max:最長 4時間寸法
Atellica CI1900:161.0(高さ)x 203.4(幅)x 93.4(奥行)cm(設置面積 1.9m2)
Atellica CI Max: 161.0(高さ)x 297.1(幅)x 145.1(奥行)cm(設置面積 4.3m2)
製品仕様
概要
Atellica CIアナライザー1台に対応する検体処理ユニット:
検体、較正剤および精度管理試料の投入・回収を行う機能を有します同時架設検体数
最大60本(6検体x10ラック)
処理能力
最大250本/時間
寸法
カバーなし:47.2(幅)x 90.7(奥行)cm
製品仕様
概要
ルーチン検体、緊急(STAT)検体、較正剤、精度管理試料の投入・回収を担う検体処理ユニット:
Atellica CH、IM、CIアナライザーに、磁気搬送システムAtellica Maglineとともに接続されます。同時架設検体数
最大440本
処理能力
最大500本
寸法
モニターなし:146.5(高さ)x 122.2(幅)x 145.1(奥行)cm
製品仕様
概要
Atellica SH&Atellica Maglineに接続可能な採血管の自動開栓装置。
装置本体の設置面積を変えることなく取り付けが可能です(* 設置ポジションによって約30cmの拡張が必要となります)ウォークアウェイ
最大2,000キャップ
処理能力
最大300本または500本(* 約30cmの拡張が必要となります)
製品仕様
概要
Atellica SH&Atellica Maglineに接続可能な採血管の自動閉栓シール装置
ウォークアウェイ
最大20,000シール
処理能力
最大480本
寸法
130.7(高さ)x 39.2(幅)x 143.2(奥行)cm





