700兆のデータポイントをもとにプレシジョン・メディシンを実践Atul Butte 医学博士 - ばらつきを減らすために

2020/03/13

ばらつきを減らすうえで、データの果たす役割とはどんなものでしょうか?Atul Butte医学博士は、今のようにデータが散在している環境は、ばらつきが発生する余地を残すばかりか、現実世界で洞察を得たり、規模の大きなベストプラクティスを生み出すのには役立たないと考えています。Butte教授はSiemens Healthineers Executive Summit 2019で、どうすれば大規模なデータ分析が可能となり、実際の問題解決に役立てられるか、詳細を語ってくれました。動画をご覧ください。



いまや医療現場では、膨大なデータが生成されています。このデータは実際どのように利用されているのでしょう?Atul Butte医学博士はUC Healthを例にとり、データを用いてばらつきを減らしたケアを実践することで、最終的には医療費全般の削減につながると提言しています。

現在、ケア提供には多くのバリエーションがあり、すべてが望ましいものというわけではありません。Butte博士は、不当なバリエーションを研究し、それを制御する最初の糸口になるのがデータであると主張します。統合されたデータをさらに大規模なものへと集約することで、患者の状態を正確に把握でき、すべての患者に適切なタイミングで、ふさわしい治療の決定ができるようサポートします。


Atul Butte教授(医学博士、PhD)

Atul Butte医学博士:University of California Health System Chief Data Scientist兼Director、教授。プレシジョン・メディシンにおけるビッグデータに関する第一人者。研究成果や論文を定期的に発表し、The New York Times、The Wall Street Journal、Wired Magazineなど、200以上の刊行物で特集が組まれる。また、投資家の支援を受けてデータ主導型の企業3社を創業したこともある。国立衛生研究所(NIH)から20年間助成金を受けており、オバマ政権時のホワイトハウスから、オープンデータを通じて科学の発展に寄与した人に贈られる『チャンピオン・オブ・チェンジ』のオープンサイエンス部門賞を受賞しました。


Siemens Healthineers Executive Summitは、世界中から医療業界のエグゼクティブを招き、これからのヘルスケアの変革について多角的に考える特別イベントです。