医療の分野で働くということ高校生の企業訪問

2019年8月7日、新潟県立長岡高校の2年生の生徒7名がSiemens Healthineersを訪れました。長岡高校は文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されており、科学技術系人材の育成に力を入れています。医療分野への進学を希望する声に応えるべく、この企業訪問は2014年から始まり、今年で6回目を迎えました。

Nagaoka-Highschool-intro

「最先端の技術開発について知りたい」「将来は放射線技師になりたい」「高度な医療機器に興味がある」など、生徒たちの興味は尽きません。
まず当社の歴史やブランドの成り立ち、製品ポートフォリオについて知った後、カスタマーケアセンターで実際に社員が働いている様子を見学。医療機関で使われる機器の多くがリモートで修理を行えること、24時間365日のサポート体制であることなどを知りました。医療機関とその先にいる患者さんのために、心を込めたサービスをいち早く届けたいというサービスチームの思いに触れました。
その後は超音波画像診断装置を使った実習です。まず超音波画像診断装置の特長や仕組みを知り、実際にプローブを持ってカップに入ったフルーツゼリーを見てみました。ある生徒はプローブを持ったまま「こう見えるんだろうな、と思っていたのと違った形で見えるんですね!」と不思議な様子でした。

次に、デジタル技術やAIについてビデオやレクチャーで学びました。画像解析ソリューションのリアルさに、驚きつつも興味津々のようでした。また、当社が30年以上前からディープラーニングについての研究を始めていることや、AIでどんなことができるのかを掴みました。「AIが人の仕事を奪うことはないのですか?」「非常に珍しい疾患の場合、AIはまずどう対応するのですか?」といった、鋭い質問もありました。
生徒たちの真剣な表情と反応の良さに、どのセッションも時間をオーバーしてしまうほど。訪問学習はほんの数時間でしたが、社員にとってもその熱い想いに触れて、充実した時間となりました。