86%のCT検査をDual Energy撮影で実施
SOMATOM Pro.Pulse の導入から約5 か月間で、CT検査の86%をDE撮影で実施しています。頭部(91.5 %)、体幹部(85.2%)、四肢 (81.5%)の領域で活用できているのは、Dual Source CT による DE撮影ならではの強みです。Dual Source は独立した2 組のデータ収集系によって撮影するため、被ばく低減機構や空間分解能、撮影スピードに制約がなく、あらゆる部位・検査に対応できています。1日30~40 件 のCT検 査を行っていますが、連 続 する検 査 やダイナミック検 査でもクーリング 待ちは 発 生 することなく、何よりも画像処理などで検査が滞ることもありません。今後、DE撮影を積極的に活用したいという施設は増えていくと思いますが、myExam Companionによる撮影モードの切り替えやDE解析の自動化が実装されていることは、日常的にDual Energyを活用するうえで極めて重要なポイントです。
放射線部 斎藤 亮 副技師長
DE Bone Marrow ~ 単純X線検査で検出困難だった骨折症例
DE撮影により骨髄浮腫の評価が可能となり、救急検査における骨折の有無を迅速に判断できるようになりました。これにより、従来は必須だった当日の緊急MRI 検査の件数削減に貢献しています。本症例では、通常CT画像で確認された骨梁変化に一致する部位にBone Marrow画像で骨髄浮腫が描出され、後日実施したMRI 検査と同様の所見が得られました。MRIとの一致率も高く、整形外科の医師からも非常に高い評価が得られています。
放射線科 渡邉 順久 部長
DE Iodine Map ~ 絞扼性イレウスによる虚血評価
イレウス症例では、外科手術のため患者を他院へ転送する必要があるため、Dual Energyによるヨードマップの活用は診断確信度の向上に繋がり、非常に有用です。SOMATOM Pro.PulseはDE 撮影に制約がなく、後処理の負担もありません。その上で、読影医にとって診断に必要な判断材料が増えることで、より正確な診断が可能となります。本症例では、Iodine Map により右下部小腸の血流不良が明瞭に描出され、迅速かつ的確な判断に寄与しました。
放射線科 渡邉 順久 部長
認証番号:306AABZX00010000



