
転職先として当社を選んだ理由を教えてください。
前職では、地元の銀行の渉外担当として7年間、個人と法人のお客様の預金をお預かりしたり、資産運用や貸付融資を行ったりしていました。その中で、金融の社風とは全く異なるイメージのある外資系企業で自分の実力を試したい、と思うようになりました。また、仕事のやりがいが分からなくなった時期があったので、学生の頃、父が不整脈治療のためカテーテルアブレーションという手術を受けたことを思い出し、身近な家族を助けてくれた医療業界に恩返ししたいと思いました。
シーメンスヘルスケア(Siemens Healthineers)という会社をあまり知らなかったのですが、HP上のIR 情報を見て、売上に対する投資比率がここまで高い会社はなかなかないと興味が湧き、そのうえで医療に貢献できるのが素晴らしいと思いました。革新的な技術を持ち、最先端の装置で患者さんへの貢献に繋げている点も魅力的に感じました。プライベートではサッカーをよく観戦するのですが、シーメンスがかつてレアルマドリードという世界でも有数のクラブチームのスポンサーをしていた点も興味を持った理由の一つです。
入社して感じたギャップはありましたか。
二つあります。一つ目は、営業の難しさに関することです。前職で扱っていた無形の金融商品は他社との差別化が難しかったので、有形商材で革新的な製品であれば差別化を図りやすいのでは、と思っていました。ところが、単に機能が差別化されていればよいというものではなく、お客様との信頼関係やお客様の長期的な視点・戦略に寄り添った姿勢が重要であると分かりました。そういった意味では扱う商材が無形であろうと有形であろうと変わらないということを実感しました。
もう一つは社風です。外資系企業というとドライで実力主義、というイメージがあったのですが、入社してみるとドライな感じは全くなく、人間味溢れる温かい社風でした。労働組合や人事制度も整っており、働きやすい環境だと思います。

必要な知識はどのように学ばれましたか。
空いている時間に製品トレーニングや勉強会の動画を見て勉強しました。分からないことがあっても知ったかぶりはせず、営業の同僚や技術営業の担当者などに質問に行くことも大切だと考えています。異なる業界から来たことで不安はありましたが、常にお客様のニーズを聞き、自分で学んだことを生かしてお客様にソリューションを提供する、という実践が一番の成長機会だと考えています。医療業界は、疾患や手技に関する専門用語、幅広い製品そのものの知識など、覚えることはたくさんあります。忍耐力を以てそれらを学び、分からないことは周りの人に尋ね、あとは実践あるのみです。医療業界から転職してきた同僚ですら、まだまだ知らない分野がある、とのことで、当社で働くには出身が異業種・同業種であるかは関係ないと思います。
どんな人が当社営業職に向いていますか。
成長したい、医療に貢献したいという思いが明確にある人です。当社の製品は特に、一人の力ではお客様のもとに届けることができません。様々な部署との連携があって初めて、お客様のニーズに応えるソリューションを提供できる仕事だと思います。そうした連携を全てコーディネートするのが営業の仕事だと思っていますし、営業という仕事の枠を超えてとても成長できる環境だと思います。装置の設置、サービス、マーケティング、バックオフィスなどたくさんのチームで一つのプロジェクトを完遂したときは達成感が大きく、こうした経験を共にした同僚とは、仲間であるという連携を強く感じます。
また、私自身はお客様に貢献したいという思いでこの仕事を続けています。CT、MRIなど当社の装置を導入していただいたお客様からは、「診断の精度が上がった」「被ばく量が少なくなった」「手技時間が短縮された」など、フィードバックをたくさんいただきます。お客様から直接前向きな声をいただくと、本当に嬉しい気持ちになります。繰り返しになりますが、当社の製品は本当に素晴らしいと感じていますし、そうした製品を自信を持ってお客様に届けることができるという点で、当社は最高の環境だと考えています。

藤原さんの原動力はなんですか。
チームで目標を達成しよう、という雰囲気やモチベーションを作り出してくれているマネージャーの存在が大きいと思います。実際にチームで目標を達成したときの喜びは、個人で達成したときのものより格段に大きく、全員のエネルギーになります。
また、そのマネージャーと一緒に仕事をさせていただくうちに、いずれは私自身も営業所長になりたいと考えるようになり、その将来像に向けて成長したいと思う気持ちがモチベーションに繋がっています。自分自身がまだまだ未熟だと感じることも多く、マネージャーや同僚から色々なことを吸収して、将来しっかりと部下を育てられるマネージャーになりたいです。また、営業をより強固にするため人財を大事にしたいと思うようになり、人事部に行き様々な部署と連携しもっと会社を良くしていきたいという思いがあります。