当社には、医療機器の設置、立ち上げを行う専門チームがあります。大型医療機器の設置と立ち上げを担当するのが、シーメンスヘルスケアの製品設置グループです。今回は、製品設置グループのS.Tさんに、仕事内容や、やりがい、チームの雰囲気、そして海外での経験について、話を聞きました。

Q1. まずは自己紹介と現在の担当業務を教えてください。
2014年に新卒で入社し、入社以来、製品設置グループに所属し、画像診断機器のMRI、手術で使用される血管撮影(アンギオグラフィ)装置など、大型医療機器の設置・立ち上げを担当してきました。入社5年目からはチームリーダーとして、後輩の育成にも関わっています。
Q2. 「製品設置」の仕事は、具体的にどのような役割を担っているのでしょうか?
私たちの仕事は「インストレーション」や「スタートアップ」とも呼ばれており、分かりやすく言うと、大型医療機器の "初期設定" のような役割です。PCや家電にも初期セットアップがありますが、医療機器の場合は高度な調整が必要になります。ドイツなどの製造元から運ばれてきた装置が病院に設置されてから、実際にお客様が必要な画像を撮れるまでの各種調整や確認を行い、問題なく使用できる状態に仕上げていきます。
Q3. グローバルに働ける点も、この仕事の特徴だと思いますが、実際はいかがです?
我々のチームは海外で設置業務を担当する機会もあります。私自身もフランス(2019年、2023年)や台湾(2020年)へ約1か月出張し、設置業務を経験しました。普段国内で行っている業務を海外でそのまま行うので作業の内容自体は大きなハードルではなかったのですが、言語の壁もありましたし、与えられた作業環境は日本との違いもあり、とても刺激的なチャレンジとなりました。また、国内で行う設置業務に関しても、日本で初めて稼働する装置、いわゆる「初号機」に携われる点もこの仕事の大きな魅力です。国内で誰も情報を持っていない最新装置と向き合うエンジニアとして責任は大きいですが、その分、経験値も大きく積み上がっていきます。
Q4. 海外エンジニアとの協業で印象に残っていることはありますか?
日本と海外で、エンジニアとしての本質的な部分に大きな違いは感じません。どの国のエンジニアもプロ意識が高く、自分の意見をしっかり持っています。議論になることもありますが、お互いの考えを尊重するカルチャーがあるので、前向きな話し合いができます。フランスでの勤務では、お昼に2時間休憩をしっかり取る文化が印象的でした。集中して仕事を進めるために休息も大切にするという考え方は、とても参考になりました。
Q5. 医療機器の安全性を守るうえで、特に大切にしていることは何ですか?
製造元が定めたマニュアルに忠実に作業することです。もちろんマニュアルが完璧とは限らないため、現場で気づいた改善点は開発元にフィードバックするようにしています。基本を守りつつ、現場の声を次につなげていくことが、安全に装置を使っていただくために欠かせないと考えています。
Q6. チームの雰囲気や、働きやすさについて教えてください。
製品設置の仕事は一人では完結しません。チーム内だけではなく部署をまたいで情報や経験を共有しながら進めていく仕事ですが、隣の部署とも気軽にコミュニケーションをとれる関係構築ができており、誰にでも相談しやすい雰囲気があります。また嬉しいことも大変なことも、チームで共有・共感できる環境で、所属している社員は総じて帰属意識が高いと感じています。会社単位で考えても個人で裁量を持って活躍ができる社風です。社内異動制度も充実しており、社内でキャリアの選択肢が広い点も魅力です。
Q7. この仕事ならではのやりがいを教えてください。
自分たちが設置した装置が、実際に病院で稼働し、医療現場を支えていると実感できる点です。装置が無事に立ち上がり、「これで明日から使えます」と病院の方に伝えられた瞬間は、毎回達成感があります。医療を支える装置のスタート地点に関われることが、この仕事の一番の魅力だと思っています。
