医療機器が病院に導入されるまでには、営業やサービス部門だけでなく、建築・施工の取りまとめ、官庁手続きなど多くの工程が関わる。その調整役となり、プロジェクトを計画通りに進めるのが、シーメンスヘルスケアのプロジェクトマネジメント部です。今回は、北関東エリアを担当するY.K. さん(2022年中途入社)と、関東エリアを担当し12年のキャリアをもつT.K. さん (2013年新卒入社)に、プロジェクトマネジメント部の仕事のリアルとやりがい、キャリアの歩みを聞きました。
Q1. まずは自己紹介と現在の担当業務を教えてください。
Y.K. さん:
北関東エリアで、CT・MRI・アンギオ・マンモなどの導入プロジェクトを担当しています。前職も医療機器メーカーでフィールドサービスエンジニアをしていました。その経験も活かしながら、現在は検査室や手術室の構造確認、工程管理、施工関連業者さんとの調整、お客様との打ち合わせなど、導入までの全体管理を行っています。
T.K. さん
私は東京・神奈川を中心に関東エリアを担当しています。新卒で入社し、製品設置グループに配属となり、最初の8年間はアンギオ装置の据え付けエンジニアでした。現在のプロジェクトマネジメント部には、自分から希望して異動しました。製品の設置だけでなく、お客様の課題解決につながるような全体を見渡す大きな仕事に挑戦したいと思ったからです。
Q2. プロジェクトマネジメント部の仕事はどのようなプロセスで進むのでしょうか?
T.K さん:
まずは営業担当者からの相談を受けて、検査室や手術室の構造や電気容量、耐荷重などを確認します。そこから設置図面チームや施工会社と協力して、装置を安全に稼働できる環境づくりを進めます。官庁への届出も必要ですし、現場とデスクワークの両方を行っています。
Y.K. さん
私も、営業の商談段階から同行することが多いです。部屋の大きさや電気系統、空調設備状況の確認は、見積もりにも関わる重要な要素です。導入プロジェクトは多くの関係者が関わりますが、最終的にスケジュールと品質を守りながら進めていくのがプロジェクトマネジメント部の役割だと思っています。
Q3. プロジェクトマネジメント部の仕事を選んだ理由を教えてください。
Y.K さん
“色々な人と協力しながら一つの成果を生み出す”ことが好きだからです。前職で病院と関わる経験があったので、この業界特有の雰囲気にも慣れていました。入社前に聞いていたよりも、実際に働く中で感じるやりがいは大きかったですね。
T.K. さん
私は8年間のアンギオ据え付けの経験を経て、「もっと上流の仕事をしてみたい」と思いました。装置据え付けはモダリティが固定され、病院が変わっても仕事内容に大きな変化がありません。もっと広い視野でプロジェクト全体を管理したいと思い、異動を希望しました。
Q4. 業務の中で特に印象に残っているプロジェクトは何ですか?
T.K. さん
撮影室・操作室・機械室が非常に複雑な構造になっているご施設への装置導入案件がありました。装置を安全に使っていただくために、ゼロから動線を見直し、施工会社や社内スペシャリストと何度も議論を重ねました。全国的にも難しい案件だったのですが、無事に導入できたことは大きな自信になりました。
Y.K. さん
私はプロジェクトごとに異なる課題が出てくるので、その都度の工夫が印象に残っています。工程管理は特に大変で、費用や工期が折り合わないときは苦労します。装置のダウンタイムは病院の診療に直結するので、時間との戦いでもあります。ただ、チームで協力し合える環境があるので、いつも前向きに進められています。
Q5. プロジェクトマネジメント部で働く上で求められるスキルは何だと思いますか?
Y.K. さん
コミュニケーション能力は必須ですね。社内外の関係者をつなぎながら進めるので。そして、専門知識は入社後に十分身につきます。私は文系出身で専門領域からはゼロからのスタートでしたすが問題なく働けています。若い年齢でプロジェクトマネジメントに携わる人は未経験からのスタートの人が多いと思います。
T.K. さん
施工や建築に関わる知識は、業務を進める中で自然と必要になりますね。私も理系出身ではありますが、全く異なった専門分野を学んでいました。目下、施工管理技士の資格取得に向けて勉強中です。会社が講習会費用を支援してくれるので助かっています。
Q6. この仕事のやりがいや魅力を教えてください。
Y.K. さん
グループ内で自然と褒め合える文化があり、プロジェクト完了の達成感は大きいです。医療という社会貢献性の高い領域で、自分の仕事が誰かの健康につながっていると感じられるのも魅力ですね。
T.K. さん
私は“安全に装置を届けること”に責任と誇りを感じています。現場は毎回違いますし、正解も一つではありません。その中で最適な方法を導き出し、病院スタッフの方々に安心して使っていただけることが何よりのやりがいです。


