萩原 愛さんのとある1日Customer Solution Engineer(CSE 緊急対応編)

入社5年目。大学では医療生体工学を専攻。医療に貢献でき、刺激的で様々なチャレンジができるフィールドで活躍したいと医療機器業界でのエンジニアを志望。複数社の選考に進む中、Siemens Healthineersの面接官からはより個人を知ろうとする前向きな姿勢を感じ、入社を決めた。今後も技術面を磨きエンジニアのキャリアを貫きたいと考えている。

2023-08-24

萩原愛さん

萩原さんのとある1日

病院が装置を起動する朝は、装置の不具合で緊急コールがかかってくることが比較的多い時間帯です。お客様からの連絡は、まずはカスタマーケアセンターが受電し、そこで対応できない場合、コーディネーターが現場で対応できるエンジニアをアサインする仕組みになっています。対応は装置のトレーニングを受けてCertificate を取得しているエンジニアに限られます。私が担当しているアンギオ装置 や外科用イメージ装置でも、機種が10種類以上あるので、対応できるエンジニアとスケジュールの組み換えをすることもあります。

緊急ダウンコールを受電する萩原愛さん

先に到着していたパーツ(部品)をピックアップして施設内に向かいます。修理に必要なパーツは、カスタマーケアセンターの担当者がリモートで取得したログから推測した物を手配してくれているので、それを現場到着とほぼ同時に配送業者から現地で受け取ることが出来ます。アンギオ装置のパーツは重いもので30kgを超える物もありますので、運ぶ手間が無いのは本当に助かりますし、自分でパーツを持っておくことも不要なので、スマートに現場に移動することができます。

愛用の工具セットと萩原愛さん

施設の担当者と故障している個所を確認し、作業を開始します。
新卒で入社したばかりのころは特に高所での作業は大変でしたが、次第に慣れました。

脚立にさっと登って作業する萩原愛さん

1件目の作業が終了しランチをとります。オフィスで事務作業をしている日も含めて、外で食べることがほとんどです。次の現場への気持ちの切り替えに必要なひと時です。

緊急対応は1日0件の場合もあれば、最多で4件ある日もあります。チーム全員が予定を入れると緊急対応が出来ないので、13人ほどのチームの中、3人程度は1日の予定を0件にするようにしています。作業は緊急対応を優先しますが、急ぎではない修理やソフトウェアのアップデートなど、やらなければならないこともあるので、スケジュールをコーディネーターと調整しながら日々の作業をこなしていきます。

次の現場に移動する萩原愛さん

作業は簡単なパーツ交換であれば2時間程度で終わりますが、複雑さによっては7時間以上かかるときもあります。診療後の作業を希望されるご施設もあるので、夕方からの作業になることも。今は一人で現場に行きますが、新人の頃はバディをしてくれている先輩社員、もしくは自分の勉強している装置を担当している先輩に同行してOJTを行っていました。一人で出来ることが増えることが、エンジニアとしてのモチベーション向上につながります。

真剣に作業中の萩原愛さん

着替えて、施設の担当者に作業終了の報告をして終了です!自宅に直帰します。

作業完了報告をする萩原愛さん

萩原愛さんプライベート写真

甘いものとお酒が大好きです(笑)会社の先輩や同僚と飲みに行くことも多いです。
最近は週末パフェを食べに行くことにハマっています。


萩原さんの1年の流れ

仕事のやりがい

ソリューションエンジニアの仕事は裏方仕事のように受け止められがちです。ですが早朝に緊急で出動した作業の完了が診察開始に間に合ってお客様が喜んでいる姿を見たり、病院の対応を変えずに作業完了できたりすると、嬉しくなります。お客様とコミュニケーションをとることも楽しいです。また、私たちは患者さんと直接関わることはありませんが、装置の不具合で手術日が変更になるのは負担になってしまうので早く修理を完了させよう!と患者さんのことも考えて作業しています。エンジニアとしては、難しい課題を解決できたり、一人で出来きたりすることが増えていくことが喜びです。アンギオチームはベテランの先輩方が多く、何でも知っていて恐いくらいなのですが、私もそのレベルのエンジニアになることが目標です。

一緒に働きたい人

医療現場は人と人とのコミュニケーションで動いているので、エンジニアはただ機械が好きなだけでなく、 コミュニケーションが取れる方が向いていると思います。また、私たちの職場は常にアップデートされていますので、効率のよい仕事や新しい働き方に対応できる柔軟な人が良いと思います。

萩原さん上海トレーニングセンターにて
萩原さん上海にて