FFR assessment

Sustainability

サステナブルな未来に向けて

DNAに刻まれたサステナビリティの精神

いまや広く認知されるようになった「サステナビリティ(持続可能性)」は、私たちにとって、つねに指針となるものです。私たちは長い歴史を背景に、世界中のすべての人々に医療を提供するため、継続的にイノベーションを起こしてきました。これは、私たちのPurposeである「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. Sustainably.  ヘルスケアを、その先へ。すべての人々へ。」に集約されています。



国連の持続可能な開発目標(UN SDGs)は2015年に採択され、公共および民間のサステナビリティ目標の枠組みとして​世界中で広く受け入れられ、活用されています。

​Siemens Healthineersは国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact)のメンバーにもなっており、この地球とそこに住む人々や生物にとってより良い未来をつくるよう、すべてのSDGsに貢献できるよう尽力しています。​
特に、MedTechカンパニーとして製品やソリューション、事業活動、リーダーシップなどの側面から大きく貢献できると考えており、当社において中核となる目標を3項目を抽出しました。

​SDG 3の「すべての人に健康と福祉を」、SDG 5の「ジェンダー平等を実現しよう」、SDG 12の「つくる責任つかう責任」(SDG 12)の3つです。​日本においてもさまざまな形でSDGsの達成に向けて取り組んでいます。​

UN SDGs のゴールに対するコミットメントと日本での取り組み


根底にあるのはイノベーション​

サステナビリティは私たちにとって常に指針となるものです。私たちは長い歴史を背景に、世界中の人々が尊厳のある生活を営めるような医療を提供するため、継続的にイノベーションを起こしてきました。

​イノベーションはつねに当社の活動の中心となっており、イノベーションには責任が伴います。たとえば、X線装置の撮影時間の大幅短縮は、創業以来の最優先課題でした。1913年には人の手の撮影時間を当初平均20分から0.25~0.5秒にまで短縮することができました。現在では、撮影に要する時間はわずか数ミリ秒です。

​また、当社は磁気共鳴診断装置(MRI)の分野でも安定した進歩を遂げています。1979年に行われた当社初の実験では、ピーマン1つのMRIスキャンに数時間を要していました。全世界で販売された当社初のMRI装置MAGNETOMは、1983年の時点で、頭部のスキャンに8分かかっていました。現在では、スキャンに要する時間は47秒にまで短縮されています。これは実に90%を超える短縮率です。

環境に配慮した取り組み~循環型社会の実現に向けて​

また、製造設備や装置そのものの効率を高めることで、再生可能で健全な環境づくりにも貢献してきました。たとえば、1993年には、ルドルシュタットの工場の廃水量を94%も削減しました。​2003年には、X線透視撮影装置Axiom Iconos R200を開発し、材料の再利用率99%を達成。さらに、被ばく量を​最大93%まで劇的に削減し、大幅な節電も実現しました。

1886年に当社の前身であるライニガー・ゲバート&シャール(RGS)社が設立されて間もなく、RGS社は機械のレンタルを開始しました。1998年よりSiemens Healthineersは、医療装置のリファービッシュに着手し、それによって資源を節約すると同時に、標準的な医用技術を持続的かつ低コストで利用する機会を創出しています。

世の中の先駆けとなる人材育成と登用

​創業者の一人であるモーリッツ・ライニガーは、1877年から体系的に若手社員教育を始め、当初からこれが社員1人ひとりの成長の原動力となっていました。ライニガー・ゲバート&シャール(RGS)社と、その後継であるシーメンス・ライニガー・ヴェルケ社は、1930年代に当時の先駆けの1社として女性役員を選出しました。責任あるリーダーシップは、さまざまな形で当社の日常の一部となっており、現在の企業方針と企業カルチャーに反映されています。これは、人々の健康と幸せのために、新しいトレンドへの適応や社員の能力開発という側面において、機敏かつ持続的に行動することを特徴としています。

デジタル化によるサステナブルな未来​

世界のどこであっても、すべての人に持続可能な医療を実現するためには、現在も、また将来においても持続的なイノベーションが必要です。​私たちは、デジタルとAIの活用がイノベーションの大きなチャンスになると考えています。これは、さまざまな分野における当社のサステナビリティに対する考え方に当てはまるもので、以下のようなことが可能となります。​

  • 医療機関のスタッフが患者さんと接する時間を増やし、寄り添うなど、医療をより患者さん中心のものにする​
  • 一人ひとりの患者さんのニーズに合わせてケアをカスタマイズできるようにすること。それにより、医療の精度と効率を高める​
  • 世界のどこであっても適切な医療を提供する​
  • 大幅な効率化を実現し、医療費を削減する​
  • 多様な社員の持つ潜在能力を引き出す​

これらに対して、当社のValuesに沿って、社員一人ひとりがさらなる価値を提供できるよう取り組んでいます。そうすることで、私たちは日々成長しながら、ヘルスケアの未来に向けて邁進しています。