第58回日本核医学会学術総会・第38回日本核医学技術学会総会学術大会レポート

2018/12/12

第58回日本核医学会学術総会・第38回日本核医学技術学会総会学術大会が11月15日~17日に沖縄で初めて開催され、たくさんの参加者でにぎわいました。Siemens Healthineersブースでは、SiPM(半導体)を用いた最新のPET・CT装置Biograph Visionの発売開始のご案内をはじめ、FlowMotionを用いたWhole-Body DynamicやParametricPETの紹介を中心に以下の展示を行いました。

 

Siemens Healthineersブース
  • PET・CT装置 Biograph Vision(ミニスケールモデル)
  • FlowMotion技術
  • SPECT・CT装置Symbia Intevo(ミニスケールモデル)
  • Broad Quantification技術
  • 読影支援システム syngo.via
  • 国内外施設による臨床画像 (パネル展示)など

2018年11月1日に販売を開始したBiograph Visionは、Siemens Healthineersとして初のSilicon photo multiplier(SiPM・半導体)検出器を搭載したPET・CT装置です。高画質、効率性、被検者に優しい検査を三位一体、高い次元で実現することをめざし、非常に高いハードウエアスペックをもつ装置が誕生しました。
高い空間分解能の画像を得るため、クリスタルは3.2mm×3.2mmというサイジング、TOF時間分解能は業界最高レベル*1の214psを実現し、大幅にノイズを低減します。これらにより、TOF-PETの画質を表す指標であるTOFゲインは、従来装置の6.2倍*2向上しました。ブースではこれらの機能により短時間、低投与量での検査でも高画質が得られることを、実際の臨床データでご覧いただきました。

また、FlowMotionを用いたWhole-Body Dynamic、ParametricPETの紹介も行いました。WholeBodyDynamicの収集をしておくことで、遅延像なしで腸管の集積の動きを確認できる可能性を示す症例をご覧いただき、先生方から賛同の声をいただくことができました。今後臨床での使用が期待されるParametricPETでは、現在FDG-PET検査で使用しているSUV(Standardized Uptake Value)だけでなく、全身領域での画像化を実現した代謝率(Ki)と分布体積(DV)の2つの新たな画像が得られ、臨床での新たな可能性に対する先生方の期待が高いことを感じられました。

日本医科大学付属病院 院長 汲田 伸一郎 先生
日本医科大学付属病院 院長 汲田 伸一郎 先生

日本医科大学付属病院 院長 汲田 伸一郎 先生を座長にお招きし、Department of Nuclear Medicine and Molecular Imaging of the University Medical Centre GroningenのRonald Boellaard先生に「First experience with the digital Biograph Vision PET/CT」と題し、Biograph Vision世界1号機の使用経験についてお話いただきました。
実験データを交えBiograph mCTとBiograph Visionの違いや、ヨーロッパ核医学で定められている画質評価基準での結果についても示され、短時間撮像でもこの基準を満たすことができる装置とのコメントがありました。その他にも実臨床における超短時間収集の画像提示などもあり、どれもインパクトのある結果に、参加された先生方からとても高い評価をいただくことができました。

最後に学会開催中のお忙しい中、ブースにお越しいただきました皆さまに、厚く御礼申し上げます。