日本麻酔科学会第66回学術集会 in 神戸レポート

2019/06/22

2019年5月30日~6月1日にかけて、日本麻酔科学会第66回学術集会が神戸ポートピアホテル、神戸国際展示場、他で開催されました。Siemens Healthineersは5月30日にポイント・オブ・ケアのランチョンセミナーを共催し、機器展示会場では麻酔科領域における超音波画像診断装置(ACUSON SC2000 PRIME、ACUSON Juniper)と血液ガス分析装置(エポック、ラピッドポイント500)などを展示し、多くのお客様にお越しいただきました。また、ブース内にて開催した超音波診断のeSie レクチャーや3Dハンズオンワークショップとあわせてイベントレポートをお届けいたします。

名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 教授 西脇 公俊 先生
名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 教授 西脇 公俊 先生

座長に名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 教授 西脇 公俊 先生、演者にピッツバーグ大学医療センター 麻酔科 教授 酒井 哲郎 先生をお招きし「成人肝移植の麻酔管理 -どのように麻酔科研修医を教育するか」の演題でご講演いただきました。
米国ペンシルバニア州のピッツバーグ大学医療センターはUPMCの略称で知られ41病院、600か所の診療拠点、3,600人以上の医師が所属する事業体です。麻酔・周術期部門には207名の麻酔専門医、107名のレジデント・フェローが所属しています。本センターでは1学年20人の麻酔科シニアレジデント全員に対して、1か月間の成人肝移植麻酔ローテーションを必須としています。講演ではローテーションの初日に行われるシミュレーション教育から1か月間に渡る肝移植麻酔教育課程について、プログラム内容を具体的な事例も含め解説いただきました。
聴講された先生方からは、「シミュレーション教育の素晴らしさ」「米国の研修の充実した内容について学べた」と講演がとても有益であったとの声が多く聞かれました。

ブースレポート

オペ室には欠かせない3D TEEが可能な超音波画像診断装置ACUOSN SC2000と、昨年4月に発売されたACUSON Juniperの2機種を展示しました。
ブース内で開催したeSieレクチャーは、“麻酔科医が知っておきたい○○”と題し教育的で明日からの診療にすぐに活かせるような内容にし、3名の先生に計4回レクチャーいただきました。
最終日に開催した術前超音波スクリーニング“OPUS”は、麻酔科医に新たにエコーを使わせる場面を提案し、麻酔科医にとって超音波診断の活用の幅が広がる内容でした。

  • 麻酔科医が知っておきたい 経胸壁心エコー “定量評価“
    倉敷中央病院 麻酔科 豊田 浩作 先生
    麻酔科医にとって大きな武器になる経胸壁心エコーを、短時間で施行できるように簡易化し評価を行う方法についてレクチャーいただきました。
  • 麻酔科医が知っておきたい 経食道心エコー “基本28画像”
    新潟大学大学院医歯学総合研究科 麻酔科学分野 今井 英一 先生
    心臓をモニタリングする際に必要なTEEの基本断面を、角度・操作・描出について一つひとつ解説していただきました。
  • 麻酔科医が知っておきたい 術前超音波スクリーニング “OPUS”
    横浜市立大学医学部 麻酔科/横浜南共済病院 麻酔科 渡邉 至 先生
    横浜市立大学で2016年より導入している“術前スクリーニング OPUS”をご紹介いただき、超音波診断の新たな必要性をレクチャーいただきました。

またSiemens Healthineersでは、クリティカルケア領域の先生に超音波画像診断に関する情報やセミナー、エデュケーションの情報をお届けするため、4月より会員制のclub【eSie club】を開設し、学会期間中は100名以上の先生方にご登録をいただきました。
登録いただいた先生方には、今後セミナーやエデュケーションの情報を中心としてお届けしてまいります。

ランチョンセミナー、機器展示ブースにお越しいただきました多くの方々に、この場をお借りしまして御礼申し上げます。