『シリーズ:Insights』 vol.1   病院経営者が今すぐ始めるべき5段階のアプローチホワイトペーパー「ばらつきを軽減すること」 Brent James 医学博士、公衆衛生学修士

2019/09/03
Intermountain Healthのエグゼクティブディレクター兼最高品質責任者(CQO)であるBrent James氏は、医療サービス体制におけるリーダーシップの役割について説明しています。

医療サービスにおける様々な「ばらつき」を減らすことが、本当に意義があることだと示せるのは、まさしく病院経営者です。言うまでもなく、病院は地域社会にとって欠かせない存在となっており、そのために病院経営者は医療サービスの質向上と同時に、無駄を省く努力を続けることが肝心です。

このホワイトペーパーでBrent James医学博士は、ばらつきが原因で生じる無駄は、病院コストの25%を占めていると指摘しています。どうすれば、無駄の原因となるばらつきを減らすことができるでしょうか?

ここでは病院経営層を対象に、ばらつきを減らすために必要なリーダーシップの実例を紹介しています。また、5段階のアプローチを提案し、ばらつきを減らすことが組織にとってサステナブル(持続可能)で前向きな変化となるよう、経営層にとって必要なアクションを示しています。


  • ばらつきがあるということは、大幅かつ継続的にコスト削減をしながら、同時にアウトカムをも改善でき、さらに再投資のため資源を生み出せる大きなチャンスと捉えることができます。
  • ばらつきの主な要因として、次の4つが特定されています:「医師のプロ意識」、「医学の複雑さ」、「診断のばらつき」、「透明性の低下」
  • 経営層の役割は重要かつ不可欠なものです。ばらつきを減らすという高いバリューを実現するうえで、経営者にしかできない重要な役割があります。
  • 5段階のアプローチは、病院全体にサステナブルな変化をもたらします。

患者ケアのクオリティ向上について

医学博士、公衆衛生学修士

患者ケアの質を向上しながらコストを削減するという取り組みにおいて、世界的に著名な人物である。全米医学アカデミー(National Academy of Medicine)の会員で、スタンフォード大学医学部、ユタ大学エクルズビジネススクール、ハーバード T.H. チャン・スクール・オブ・パブリック・ヘルス、ユタ医科大学で教鞭をとる。


ヘルスケア業界のソートリーダー*や制度改革に関わる人々との対話を通じて、未来を見すえたアイデアや革新的なソリューションなど、多彩な情報をお届けしています。さらに、ヘルスケア業界のリーダーらが国や地域を超えてつながり交流を深めるためサミットやシンポジウムなど、対面式のプラットフォームも整えています。『シリーズ: Insights』では、課題にどう取り組み解決していくかという点において、世界のプロフェッショナルから、また最新事例から、次のアクションにつながる具体的かつ実用的な洞察やアイデアをお届けします。

*ソートリーダー(Thought leader): 特定の分野で革新的なアイデアや解決策をいち早く示す主導的な立場の人や企業のこと