DCA バンテージ汎用分光光度分析装置

特長

糖尿病患者様のHbA1cと尿中微量アルブミンを院内ですぐに定量測定

カートリッジ試薬のため操作簡単、かつ信頼性の高い結果が得られます。また、一度の受診で結果が得られるため、患者様の満足度向上に寄与します。

HbA1c

  • 血液量1μL
  • 6分で定量測定、結果表示
  • HPLC法との相関も良好
  • GSP値の表記に対応

尿中微量アルブミン

  • 検体は尿40μL
  • 7分で定量測定、結果表示
  • 1つのカートリッジで微量アルブミン・クレアチニン濃度を同時に測定
  • 自動計算した尿中アルブミン/クレアチニン比とともに結果を表示
POCプラクティカル(電子カルテ対応連携システム)

DCAバンテージと電子カルテ対応検査結果データ連携システム POCプラクティカルを連携することで、測定結果が電子カルテへ自動転記されます。入力ミスがゼロになるほか、検査結果の受け渡しにかかる時間と手間を省くことができます。

操作方法 - HbA1c

血液1μL採取
血液を採取(1μL)
キャピラリーホルダーを挿入

キャピラリーホルダーを挿入

バーコード読み取り、カートリッジをセット

バーコード読み取り、カートリッジを機器にセット

6分後にHbA1c測定結果表示

6分後、結果表示


操作方法 - ミクロアルブミン/クレアチニン

尿40μL採取

尿を採取(40μL)

キャピラリーホルダーを挿入

キャピラリーホルダーを挿入

バーコード読み取り、セット後にブランシャーを挿入

バーコードを読み取り、機器にセット後、ブランシャーを挿入

7分後にミクロアルブミン/クレアチニン比の結果表示

7分後、結果表示


測定結果の表示
2種類の出力フォーマットの選択が可能。NGSP値の表記に対応
  • 2種類の出力フォーマットの選択が可能。NGSP値の表記に対応
  • 患者のHbA1cの結果トレンドも表示

技術情報

カートリッジの特徴
出典:CAP survey results GH2-B 2011 data at www.ngsp.org. Graphical representation only.
  • 血液中のHbA1cに対する特異性が高く、種々の修飾ヘモグロビンやpre-HbA1c等の影響がない
  • 検体の前処理不要、全血をそのまま測定。検体量も1μLと少量
  • 抗凝固剤のEDTA、ヘパリン、クエン酸及びシュウ酸、解糖阻止剤である常用量のフッ化物の影響を受けない

ミクロアルブミン・クレアチニンカートリッジ
出典:Fox et al. Diabetes Dare, Jan 2007, vol 30; no.1, p135-137
  • 1回のカートリッジでアルブミン、クレアチニンを同時測定、アルブミン/クレアチニン比を自動算出
  • 尿中のアルブミンに対する特異性が高く、IgGやトランスフェリン等の他の蛋白と5%以上の交叉反応性なし
  • 検体の前処理が不要、検体量も40μLと少量

相関

DCAバンテージとHPLC法との相関

HbA1c

DCAバンテージとHPLC法との相関(社内検討成績)

DCA2000システムと他法との相関

尿中アルブミン/クレアチニン比

DCA2000システムと他法との相関(滋賀医科大学第3内科データ)

仕様

寸法

幅287×奥行277×高さ254mm

重量

3.88kg

電源

AC100V 50/60Hz

消費電力

70VA 30W

外部出力端子

シリアルポート、USBポート、外部バーコードリーダー

測定時間

6分(HbA1c)  7分(微量アルブミン・クレアチニン)

測定範囲

HbA1c:2.5~14.0%  アルブミン:5~300mg/L  クレアチニン:15~500mg/dL

メモリー容量

4,000検体

届出番号

13B1X10041000018